ボブ子即

 

その日は、仕事終わりだった。

 

 

出たい出たいと思いつつ、仕事をこなし、ほぼ定時で会社を出た。出来るPUAは仕事をこなすらしいが、それは出来るやつの話だ。

すぐに家に戻り、シャワーを浴びて戦闘服(大学生みたいな格好)に着替え、髪をセットする。佐野カッターは超絶スト低のため、いちいち家に帰って身なりを整えないとまともな反応がもらえない。準備を終えて、家を出る。

 

『さあ、ゲームのはじまりだ!』

 

 

いつもの街を見渡す。平日にしては人が多いが即れる気がしない。出来ないPUAはすぐ酒を入れる。ドンキにて酒を入れて、ヘラヘラ状態で街を見渡す。やろうやってやろう。

 

 

2時間くらい、声をかけるが全然いい反応は得られない。すいません、と言って反応がなかった時点で立ち去るため、罵声を浴びることはないがいい反応が得られない。そう、佐野カッターはチキンだ。チキンなりに声をかけて、自分と喋ってくれる子を待っている。声をかけているにも関わらず受け身なのだ。喋ってくれそうな若い子ばかりに声をかけるかけるかける。

 

佐野カッター「こんばんわー!何してるんですか?」

 

PUAの声かけは例外であるが、AFCの声かけは普通。俺はそれ以下だ。

 

ボブ子「え? ああ、バイト先の近くで事件があってもう今日は帰れって言われちゃったんですよー>_<」

 

きた(゚∀゚)

 

 

 

佐野カッター「そうなんだ!ってことは暇だな!あっ、バーいかない?!」

 

ボブ子「えーでも明日もバイトだし!」

 

佐野カッター「まあまあまあ1杯だけ!」

 

 

ルーティンもくそもない会話で連れ出すことに成功した。

 

 

話を聞くと、

割と普通の大学生

特筆すべきことは、特にないが唯一言うとすればOD(薬の過剰摂取)の経験があるということだった。

 

 

俺からすればそんなことはどうでもいい。早く即らせろ!と内心思いつつ、同情した友達みたいな感じで話す。

雰囲気も、まあイケるかなって感じだったのでホテルの近くをあるき、ホテル打診をした。

AFCのホテル打診はいつも唐突だ。

 

 

が、案の定グダられた。

佐野カッターは非常に困惑した。

佐野カッターは言葉を使うことができない、言葉を操ることができないコミュ障だ。

 

佐野カッター「どどどぉどうしよっか!まだ始発まで時間あるし、ま、漫喫いこ!」

 

再和みという概念がないため、終電逃しちゃったからもうちょっと一緒にいて同情作戦を使った。

 

ボブ子「漫喫ならいいよ。」

 

 

ホテルをグダられた直後だったのに、なぜか漫喫打診が通る。

 

 

中に入る。

 

チューをする。

パンパンパン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

即!!!!

 

 

 

 

 

今月2本目の即を達成した。

長かった。。

これからも頑張ります。